CDプレスの製造工程

プレスされたCDが入り、積み上げられたCDケース

1.マスターCDの入稿

マスターとしてのCD-Rを入稿していただきます。同時に印刷物などのデータも入稿いただきます。

2.原盤作成~スタンパー作成

ここからスタンパーの作成となります。

フォトレジストと呼ばれる感光剤を塗布したガラス盤にマスターテープの信号をレーザーで記録し、ビットというくぼみを作ります。これを現像してガラスマスター(原盤)を作ります。

ガラスマスターにメッキ処理を行いこれを鋳型(いがた)として、まずメタルマザー(鋳物/いもの)を作ります。ここからメタルマザーを鋳型としてCDを量産するためのスタンパー(鋳物/いもの)を作ります。

レーザー処理はCD-Rなどでも行いますが、この金型を作る工程がコピーとの大きな違いです。

工程の順番

ガラスマスター(原盤)→メタルマザー→スタンパー
(スタンパーは量産するときの型となります。)

3.量産プレス

スタンパーができたので、実際にプレスし量産する工程となります。

スタンパーを型として、射出成形機でポリカーボネート樹脂を流し込み透明なディスクのベースを作ります。

次に反射膜材料のアルミニウム層をコーティングしてレーザー光を反射させるための反射膜を形成します。
さらにラッカーをコーティングしてCDの劣化を防ぐための保護膜を作り乾燥させてできあがりです。

4.印刷~包装

保護膜の上に盤面印刷を行います。
この後ご希望の仕様に合わせて、印刷物などと共にケースへ挿入して、フィルム包装で仕上げます。

@akifumi_t


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